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もっと医療・介護従事者の心が軽くなるエピソード集 Episode 3

もっと医療・介護従事者の心が軽くなるエピソード集 Episode 3

医療・介護の現場で生まれた、温かい絆と現場の哀愁を描く物語 Episode 3

現場のリアルな叫びを、あの芸人のスタイルで。
笑いの中に涙があり、諦めの中に愛がある。
全ての従事者に捧げる、魂のつぶやき集です。

CATEGORY 01

夜勤と生理現象の悲哀

夜勤が静かです。
「何も起きてない」のではなく、「まだ起きていない」だけです。
…ヒロシです。
「今は大丈夫ですか?」
この質問をされた時点で、もう正常運転ではありません。
…ヒロシです。
急変を覚悟して駆けつけました。
理由は、毛布が1センチずれていたからです。
心臓は無事でした。自分の方は危なかったです。
…ヒロシです。
記録を書き始めるとナースコール。
書き終わると、またナースコール。
記録は、永遠に未完です。
…ヒロシです。
トイレに行こうとすると呼ばれます。
人間としての尊厳は、順番待ちです。
…ヒロシです。
手袋を外した瞬間、排泄介助。
人生は、常に“素手の後”を狙ってきます。
…ヒロシです。
#夜勤あるある #トイレに行きたい
CATEGORY 02

認知症ケアと食事の気づき

同じ説明を何度か繰り返す日があります。
言葉や伝える時間を変えると、安心につながることもあります。
…ヒロシです。
ご本人は元気そうでも、ご家族に疲れが見えることがあります。
どちらの様子も大切にしながら支援を考えます。
…ヒロシです。
食べた量について、ご本人とご家族の認識が違うことがあります。
記録や実際の様子を一緒に確認します。
…ヒロシです。
食事の直後に「ご飯まだ?」と聞かれることがあります。
否定せず、安心につながる声のかけ方を考えます。
…ヒロシです。
「ちょっと立っただけ」という短い言葉の中にも、動きたい理由があります。
思いを聞きながら安全な方法を考えます。
…ヒロシです。
前日は難しかった動きが、今日はできることがあります。
変化を見ながら、その都度安全を確認します。
…ヒロシです。
#食事ケア #ご家族支援
CATEGORY 03

不安を受け止める探し物

認知症があっても、ご本人なりの理由や思いがあります。
正しさを競うより、まず不安を聞きます。
…ヒロシです。
夜になると、時間や場所が分かりにくくなることがあります。
安心できる声かけや環境を整えます。
…ヒロシです。
「ここはどこ?」と繰り返し尋ねられることがあります。
そのたびに、落ち着いて場所と今の状況を伝えます。
…ヒロシです。
眼鏡が思いがけない場所で見つかることがあります。
一緒に探して、見つかった安心を分かち合います。
…ヒロシです。
補聴器の電池や装着状態で、聞こえ方が変わることがあります。
声の大きさや周囲の音も確認します。
…ヒロシです。
手元にある物を「ない」と感じることがあります。
指さしながら、一緒に確認します。
…ヒロシです。
「盗られた」と感じているときは、不安を否定しません。
気持ちを受け止めてから、一緒に探します。
…ヒロシです。
#不安への支援 #一緒に探す
CATEGORY 04

専門職の終わらない戦い

重要な話ほど、本人は笑顔。
家族は、言葉を失います。
…ヒロシです。
家族会議は、必ず延びます。
誰も悪くないから、終われません。
…ヒロシです。
「少しだけ」。
この言葉で、現場は一番壊れます。
…ヒロシです。
人生の最終段階に受けたい医療やケアを話し合うACP。
普段の会話から、少しずつ始めます。
…ヒロシです。
心停止時に心肺蘇生を行わない選択をDNRと呼びます。
一度で結論を急がず、丁寧に確認します。
…ヒロシです。
本人は覚悟しています。家族は、まだ途中です。
その間に、職員は立っています。
…ヒロシです。
#ACP #家族支援
CATEGORY 05

それでも現場に立つ理由

制度説明は5分の予定。30分かかります。
理解より、納得が必要だからです。
…ヒロシです。
ケアマネは、なぜか何でも知っています。
知らないと言うと、不安が増えます。
…ヒロシです。
医師より先に、ケアマネに相談。
責任の所在は、だいたい曖昧です。
…ヒロシです。
看護師は万能。介護職は力持ち。
感情は、オプション扱いです。
…ヒロシです。
夜勤明けの朝日は、異常にきれいです。
それがないと、続けられません。
…ヒロシです。
申し送り後に新情報。「さっき言い忘れてた」。
この一言で、一日が伸びます。
…ヒロシです。
書類は提出直前に修正。
現場も、いつも直前対応です。
…ヒロシです。
「念のため」。
この言葉が、現場を救います。
同時に、現場を疲弊させます。
…ヒロシです。
予定変更は当日。
心の準備は、常に未完です。
…ヒロシです。
ご家族の「少しだけ相談を」という言葉。
その奥に、大切な背景が見えてくることがあります。
…ヒロシです。
ご本人の「大丈夫」という思いを尊重します。
そのうえで、安全面も丁寧に確認します。
…ヒロシです。
「できない」と言わない努力。
その結果、「できていること」だけが当然になります。
…ヒロシです。
安全と尊厳。
どちらも守ろうとすると、自分が削れます。
…ヒロシです。
#ケアマネ業務 #現場の真実
CATEGORY 06

身体と美容の劣化

ハンドクリームを塗りました。
一瞬で消えました。
私の手は、砂漠です。
…ヒロシです。
マスクを外すと誰だか分かりません。
化粧は、眉毛から上だけです。
…ヒロシです。
コルセットを巻くと落ち着きます。
もはや、体の一部です。
…ヒロシです。
屈伸すると、膝から音がします。
利用者さんより、私の関節の方が鳴っています。
…ヒロシです。
白衣のポケットがパンパンです。
ドラえもんより、道具が入っています。
…ヒロシです。
休日は泥のように眠ります。
起きたら夕方です。
また明日から仕事です。
…ヒロシです。
#腰痛 #手荒れ
CATEGORY 07

職業病という名の呪い

電車でつり革を持つ人の腕を見ます。
「いい血管だ」と、心の中で針を刺しています。
…ヒロシです。
家でもエレベーターのボタンを肘で押します。
不審者を見る目で見られました。
…ヒロシです。
ドラマの心電図モニター音が気になります。
「その波形は死んでるぞ」と、ストーリーが入ってきません。
…ヒロシです。
スーパーで高齢者の歩き方を見ます。
転倒リスクを勝手にアセスメントしています。
…ヒロシです。
「便が出た」と聞くと、条件反射で「よかったね!」と言ってしまいます。
友人の話でした。
…ヒロシです。
自分の検便を忘れました。
人の世話ばかりで、自分のことは後回しです。
…ヒロシです。
#職業病 #抜けない癖
CATEGORY 08

機械と物品の反乱

PHSが鳴った気がしました。
見てみたら、真っ黒な画面でした。
幻聴です。
…ヒロシです。
点滴のアラーム音。
家でも聞こえます。
耳鼻科に行っても治りません。
…ヒロシです。
コピー機が紙詰まりしました。
急いでいる時ほど、機械は裏切ります。
…ヒロシです。
ボールペンが消えます。
昨日買ったばかりなのに。
誰のポケットに入っているのでしょうか。
…ヒロシです。
PHSをトイレに落としました。
人生の終わりを感じました。
…ヒロシです。
電子カルテがフリーズしました。
保存していません。
記憶も一緒に飛びました。
…ヒロシです。
#幻聴 #物品紛失
CATEGORY 09

ご本人の言葉から考えること

「家に帰る」と荷造りをされることがあります。
帰りたい理由や気がかりを、まず聞きます。
…ヒロシです。
「あんた誰や?」と聞かれる日があります。
初めて会う気持ちで、ゆっくり名乗ります。
…ヒロシです。
「歩ける」という思いを大切にします。
安全な方法を一緒に考え、支援する側の体も守ります。
…ヒロシです。
ナースコールを押したことを覚えていない場合があります。
責めずに、今必要なことを確認します。
…ヒロシです。
トイレの訴えが続くことがあります。
体調や不安、落ち着かない理由を丁寧に見ます。
…ヒロシです。
「心が痛い」と話されることがあります。
身体症状も確認しながら、その言葉に耳を傾けます。
…ヒロシです。
#本人の思い #認知症ケア
CATEGORY 10

哀しきサラリーマン

医師の機嫌が悪いです。
ナースステーションが凍りついています。
誰も電話をかけようとしません。
…ヒロシです。
会議の時間です。
半分寝ています。
内容は覚えていません。
…ヒロシです。
研修会があります。
休日です。
強制参加です。
…ヒロシです。
新人が入りました。
3日で来なくなりました。
私の指導のせいでしょうか。
…ヒロシです。
お局様が笑っています。
逆に怖いです。
嵐の前の静けさです。
…ヒロシです。
給料明細を見ました。
ため息が出ました。
でも、明日も働きます。
…ヒロシです。
#人間関係 #給料日
CATEGORY 11

ケアマネ・板挟みの日常

ケアマネです。
ご本人・ご家族・支援者、それぞれの思いをつなぎます。
…ヒロシです。
朝から電話が鳴ります。
出る前に、もう内容が重い気がします。
だいたい当たります。
…ヒロシです。
医師から電話。家族からも電話。事業所からも電話。
全員、「今ちょっといいですか?」。
…ヒロシです。
「5分だけ説明してください」。
5分で終わったことは、一度もありません。
…ヒロシです。
本人は「このままでいい」。家族は「変えてほしい」。
制度は「要件を満たしていない」。
私だけ、要件を満たしています。
…ヒロシです。
「前のケアマネさんはやってくれた」。
その人は、もうここにいません。
理由は聞かないでください。
…ヒロシです。
医師より先に、ケアマネに相談。
決定権はありません。責任だけあります。
…ヒロシです。
「それって保険でできますよね?」
できません。
説明します。納得されません。
…ヒロシです。
制度の話をすると、空気が冷えます。
現実の話をすると、怒られます。
…ヒロシです。
本人は笑顔で「お任せします」。
家族は真顔で「何かあったら困る」。
間にいる私は、書類を書きます。
…ヒロシです。
サービスを増やすと「お金が」。
減らすと「安全が」。
どちらを選んでも、正解ではありません。
…ヒロシです。
「とりあえず様子見」。
この言葉で、一か月が消えます。
…ヒロシです。
会議を開きます。全員集まります。
結論は、「もう少し考えましょう」。
…ヒロシです。
#板挟み #調整業務
CATEGORY 12

ケアマネ・孤独な決断

DNRの話。
誰も“今”の話だとは、思っていません。
…ヒロシです。
「もしもの時はどうしますか?」
この質問で、空気が凍ります。
…ヒロシです。
ご家族は「本人の意思を大切にしたい」。
ご本人は「よく分からない」。
言葉や表情、これまでの暮らしから思いを確かめます。
…ヒロシです。
書類を書きます。修正が入ります。また書きます。
提出直前に、条件が変わります。
…ヒロシです。
制度は年々変わります。
説明は、毎回最初からです。
…ヒロシです。
「ケアマネさんなら分かりますよね」。
分かります。だから、つらいです。
…ヒロシです。
感謝される時もあります。
でも、評価は書類に残りません。
…ヒロシです。
トラブルが起きると、最初に名前が出ます。
解決しても、名前は残りません。
…ヒロシです。
「あなたしかいないんです」。
この言葉で、また一つ抱えます。
…ヒロシです。
ケアマネは、調整役です。板挟み役です。
そして、一番孤独です。
…ヒロシです。…ヒロシです。…ヒロシです。
#制度の壁 #責任感

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